理由は「うるさい」から?千葉県市川市の保育園に対する反対運動について

2017年1月12日 保育の豆知識 google  0

理由は「うるさい」から?千葉県市川市の保育園に対する反対運動について

近隣住民の反対で開園が中止された千葉県市川市の私立保育園に関して、ニュースなどでも連日取り上げられて話題になっていましたよね。待機児童や保育所不足の問題が多い中、保育士を目指す者としては気になる問題の一つではないでしょうか。今回はそんな近隣住民の反対で開園が中止された千葉県市川市の私立保育園について、反対の声などを参考として、どのような状態にあったのかご紹介したいと思います。

 

開園を断念した市川市の私立保育園とは

近隣住民の反対により開園を断念したのは、0~5歳児合計108人の定員数を設定していた私立保育園です。千葉県市川市の中心部に近い住宅街に建設予定でした。
平成28年4月から開園する予定でしたが、平成27年8月に開園を伝える看板を立てたところ、近隣住民による反対運動がはじまり、その後、反対運動を抑えられることができず平成27年12月に開園延期を決定し、平成28年3月には開園断念を決定するに至りました。
 
この保育園の募集自体は平成27年10月に開始されていたこともあり、待機児童問題を心配する入園希望者にとっては非常に残念な結果となりました。市川市としても保育園開設による待機児童解消が期待していたため、残念な結果と言わざるをえないでしょう。
しかしながら、近隣住民の反対にも理由があります。次にその反対の声についてご紹介していきます。
 

市川市民による反対の声①子どもの声がうるさい

近隣住民の反対の声としてニュースでも大きく取り上げられていたのが、「子どもの声でうるさくなる。」ということです。この意見に関しては全国の保護者から落胆と怒りの声があがっていたようです。しかし、実際のところ、建設予定地が静かな住宅街に立地していたこともあり、子どもたちの声を騒音と感じる住民もいるでしょうし、どちらの意見が正しいとは一概に言えません。
 

市川市民による反対の声②周辺道路

近隣住民の反対の声としてもう一つ大きく取り上げられていたのが、周辺の道路状況です。建設予定地は住宅街に立地しており、目の前の道路幅が非常に狭く、その上、車の通行も多いことから、送迎での混雑や園児の安全性について疑問視されていたのです。
 

自治体・保育園の努力と住民の理解を

住宅街の中にある保育園や前面道路の幅が狭い保育園は全国に昔からあるものです。しかし、だからといって簡単にそれらを無視して保育園を開設して良いというわけではないのでしょう。待機児童対策のために昨今は保育園の建設を急ぎがちですが、保育園は近隣住民の理解が必要不可欠です。
 
自治体や保育園はできる限りの騒音対策や安全対策をとるなど、近隣住民への配慮は必要でしょうし、住民側にも保育園を取り巻く環境の理解が必要なのかもしれません。今回の問題は残念な問題ではありますが、今後の課題として全国に認識されたのではないでしょうか。