「川崎の保育所について考える会」が、川崎市へ働きかけ

2017年1月10日 保育の豆知識 google  0

「川崎の保育所について考える会」が、川崎市へ働きかけ

現在、川崎市では大型マンションの建設などに伴い、若い世代の転入が増えてきているそうです。若い世代が増えるということは、それだけ保育のニーズも増えるということですよね。しかし、その保育ニーズに認可保育所の定員が追いついていないということが問題になっています。

 

特に育休明けの1歳児の受け入れ定員が不足しており、待機児童を招くという深刻な状況に陥っているそうです。そこで、待機児童の対策と柔軟な対応での早期改善を求めて設立されたのが「川崎の保育所について考える会」です。保育士を目指しているみなさんも、ニュースなどで聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
今回はそんな深刻な状況に立ち向かっている「川崎の保育所について考える会」の活動内容についてご紹介したいと思います。
 

「川崎の保育所について考える会」の設立経緯

冒頭でもご紹介しましたが、そもそもは、大型マンションの建設が進み、子育てを始めた若い世代が転入してきたことが発端です。未就学の子どもの数は2006年以降右肩上がりで、保育ニーズの高まりを受け、市は認可保育園や小規模保育事業所の新設を進めていました。
その結果、4・5歳児の保育ニーズはおおむね満たされ、大幅に定員割れを起こしている園もあるほどです。なんと市内全体では4・5歳児の定員枠の内、757人分の枠が余ってるとか。これだけ見ると待機児童の問題は無いように見えますよね。
 
しかし、実はその一方で全く定員が足りていないクラスがあるのです。それは、育休明けの1歳児クラスです。市内全域の園で、利用申請者が定員数を大幅に上回っている状態が何年も続いており、2016年8月末の調査では、9割の保育施設に待機児童が発生し、ある園では定員10人の枠に対し90人が順番を待っているそうです。
 
つまり、同じ市内でも年齢によって大きな差があり、4・5歳児の枠で定員割れして活用されていない人やスペースを1歳児クラスに活用できる可能性なども考えて、待機児童の対策と柔軟な対応での早期改善のために発足されたのが「川崎の保育所について考える会」なのです。

 

「川崎の保育所について考える会」の活動内容

「川崎の保育所について考える会」では、署名活動を行ない、現状ある資源を余すことなく使い切るため、待機児童の対策として柔軟な対応での早期改善を求めて川崎市へ請願書を提出しています。なお、街頭署名をはじめ、WEBで活動を知った人や知人など、様々な人の協力が得られ、2016年9月末時点で2,754名もの署名が集まったそうです。
 

今後の「川崎の保育所について考える会」の活動としては、2016年10月末には署名を締め切り、2016年11月に文教委員会傍聴の予定があるそうです。川崎市の今後の対応が期待されています。