認可外保育園で働く、保育士さんの年収は?

2016年9月19日 保育の豆知識 google  0

認可外保育園で働く、保育士さんの年収は?

“認可外保育園とは、法律で決められた条件を満たしていない為に認可されていない保育施設のことです。
認可されていないので、国から運営の補助金がありません。そのため認可外保育園で働く保育士の給料は、保育園の経営状態によって左右され、認可保育園と比べて低い傾向にあります。今回は保育士を目指すみなさんに認可外保育園の年収をご紹介します。

 

認可外保育園の年収その①認可外保育園とその他の保育施設の比較

認可保育園の補助金は市町村により差があるのですが、一般的には一人当たり乳幼児10万、4、5歳で3万円ほど支給されます。
また、平成27年度の厚生労働省の賃金構造基本統計調査によれば、保育士の平均月収は35歳で21万9200円(基本給、諸手当、残業手当など含む)、年間のボーナス金額は60万3000円、年収は約323万となります。

一方、認可外保育園では補助金がないので、資金的に不利になり、保育士の給料が少なくなってしまいます。施設によっては手取りで13万円をきるところもあります。一都三県(東京、千葉、神奈川、埼玉)で平均すると認可外保育園は17万9988円、賞与が1.5か月分で27万873円、年収は約300万円です。しかし、ここから健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、所得税が天引きされるので、保育士全体平均給与と比べると、月収、賞与、年収共に少ない傾向があります。

 

認可外保育園の年収その②認可外保育園の給料待遇

他の施設に比べ、年収が少ない傾向にある認可外保育園ですが、勤務先の企業規模が大きくなると年収が少し増える傾向にあります。また、運営母体が他の事業で大きな利益を上げ、そのお金が認可外保育園にまで回されていて認可保育所と同等かそれ以上の園もあります。

近年、保育施設不足、待機児童問題で特別の補助金や運営費を無認可保育施設の一部に自治体が支払ったり、神奈川県のように保育や福祉関係の仕事に力を入れ、それらの職業には給料は高く設定されていることもあるので、すべての認可外保育園が給与が少ないとは言いきれません。

 

認可外保育園の年収その③認可外保育園内での年収格差


認可外保育園の保育士全体の平均年収は約300万ですが、地域によって大きな格差があることは近年問題となっています。厚生労働省発表の都道府県別の年収ランキングによると一位の京都府では400万円近く、最下位の福島県は200万円を超える程度となっているのです。福岡県、三重県、鳥取県なども平均年収は200万円台となっていて、この差は待機児童の数と反比例しています。京都府以外にも群馬県、石川県、富山県といった平均年収上位の地域は待機児童がゼロであり、ランキングが下位の県は待機児童も多いです。この事から待機児童は給与の低さから保育士不足になっている事が原因とされているので、早急に解決することが大切です。