「認可保育園」と「認定こども園」の違い

2016年11月4日 保育の豆知識 google  0

「認可保育園」と「認定こども園」の違い

■認可保育園と認定こども園の違い:設置基準

認可保育園と認定こども園。名前も似ていますし、保育サービスを提供することも共通しています。いったいどこに違いがあるのでしょうか?

認可保育園の「認可」とは国が認可しているということです。保護者等が保育できない児童を保育することを目的としています。入所を希望する場合、保護者の居住する市町村に申し込みをします。認可保育園が認可を受けるためには、設備や保育士の人数など、認可基準を満たしていることが条件です。子ども1人当たりの保育室、屋外遊技場の広さ、保育士1人当たりが預かる子どもの数など事細かな基準が設定されています。保育時間は朝7時半(施設によって7時)から18時まで、と決められています。延長保育を入れても20時までの施設が多いです。

一方認定こども園は「国が定める基準に従いまた参酌して」各都道府県等が条例で定めた基準によって認定されます。認可保育園同様、設備や保育士の人数、子ども1人当たりの保育室、屋外遊技場の広さ、保育士1人当たりが預かる子どもの数など事細かな基準が設定されています。また幼稚園機能も併せ持つため、学級編制に関する基準も設けられているところが、認可保育園との違いです。

■認可保育園と認定こども園の違い:保育料

認可保育園の保育料は自治体によって異なります。基本は保護者の収入や所得税が基準になるところが多いです。例えば参考までに川崎市の場合、年収670万円ほど(住民税は年約30万円支払い)で 妻と子ども2人の家庭で、平成28年(2016年)4月1日の時点で3歳以上の子ども2人預けて月額約5万2000円の保育料です。住民税が非課税の場合、保育料は無料です。住民税の課税世帯の場合、年収によっては認証保育園や無認可保育園より高い保育料になるので注意が必要です。

認定こども園の保育料は「認定」によって異なってきます。1号認定の幼稚園児の場合(4時間保育)、保護者の所得に応じた保育料を支払います。2号認定の保育園児として通園させる場合には、所得に応じて認可保育園と同じ額の保育料を支払います。認定ごとに保育料の上限を国が設定しており、1号認定の場合は0~25,700円、2号認定の場合は0~101,000円、3号認定の場合は0~104,000円のレンジで各認定こども園が保育料を設定しています。

■認可保育園と認定こども園の違い:入園手続き

認可保育園の入園手続きには雇用証明書や就労証明書など、保護者が児童を保育できないという証明書類などが必要です。4月に入園させるには前年の11月か12月の入園手続きが必要なので要注意です。待機児童の多い首都圏の一部の地域では、入園条件を細かく点数化して、点数の高い家庭(母子・父子家庭など)の児童に入園を承諾しています。子どもが少ない地域の方が認可保育園に入りやすいと言えるでしょう。

認定こども園の入園手続きは、幼稚園時でも保育園児でも入園するには直接施設に申し込みをします。認可保育園とは違い、手続き時期がやや早めで6月から9月くらいには説明会が始まり、11月初旬に願書提出を行っている園も多いです。認可保育園と同じで、自治体から認定を受けなければなりません、手続きが遅れないように注意が必要になります。