保育士さんにとって「公立幼稚園」で働くデメリット

2016年10月6日 保育の豆知識 google  0

保育士さんにとって「公立幼稚園」で働くデメリット

幼稚園で働く人の中には、保育士資格と幼稚園教諭免許の二つを活かして働いている人も多くいますよね。保育士資格の取得を目指している人の中には幼稚園教諭免許も取得し、幼稚園で働こうと思っている人もいるのではないでしょうか。
幼稚園の中でも、「公立幼稚園」で働くメリットは以前ご紹介しましたが、良いところだけではなく、デメリットもしっかり把握しておく必要があります。
今回は「公立幼稚園」で働くデメリットについて、ご紹介したいと思います。

■デメリット1.特色が薄い

保育・教育方針が市区町村などの自治体ごとに統一されていることもあり、公立幼稚園は園ごとに特色をもつことが容易ではありません。
私立幼稚園のように大規模なイベントや特色豊かな教育をやりたいと思っても、自治体内のすべての園で行えるようなイベントでなければ行うことが出来ないのが実情です。もちろん、私立幼稚園で行われているような『宿泊保育』や『料理保育』、『登山遠足』、『音楽発表会』など、園の特色を生かしたイベントというのはほぼありません。子どもにとってさまざまな体験は保育園生活を楽しいものにし、子ども同士の絆も深まりますが、職員として何か計画してあげたくても実際はほとんど出来ないという点が公立幼稚園のデメリットでもあります。

■デメリット2.異動が多い

公立幼稚園で働く職員は公務員です。そのため、癒着等を防ぐためにも3~6年周期での異動があります。その園で長く働いている職員も少なく、0歳から見ている園児が卒園する前に異動になってしまうケースがほとんどで、愛着のある子どもたちの卒園を見送れないというデメリットがあります。

■デメリット3.比較的施設が充実していない

私立幼稚園は園児確保のために施設の充実に力を入れている園もあり、冷暖房完備・空気清浄機完備など、労働環境的に充実している園も多いです。それに比べ、公立幼稚園の場合はそこまでの充実を図れないことが多く、施設などの労働環境が充実しているとは言えない場合が多いです。

■デメリット4.スキルアップできない

私立幼稚園ではさまざまな特色づくりに力を入れているため、特別教育を行ったり、教諭として新しく学べることも多いです。しかし、その点で公立幼稚園では特色のある保育・教育が行えないので、新しく学べることは少なく、スキルアップが難しいと言えます。
また、「子どものためにこうしたい。」と考えても、自治体の方針のしばりがあるため、実行できないことが多く、向上心が失われていくケースも多くみられるようです。

■デメリット5.非正規職員が多い

自治体の財政難により、正規職員として採用される人はほとんどいないのが現状です。臨時職員・派遣・短時間勤務の保育士は私立保育園より多い自治体がほとんどです。