屋上が園庭!?ビルの中の認可保育園

2016年10月17日 保育の豆知識 google  0

屋上が園庭!?ビルの中の認可保育園

■都市部での認可保育園の開園はますます困難に

子どもが思いっきり体を動かし、伸び伸びと成長できるよう、保育園には広い園庭があって欲しいもの。その一方で通園に便利な場所にもあって欲しいと思うのも働く親の正直な気持ちですね。働くために便利な場所と、子どもに育ってほしい場所というのは正反対の環境であり、どちらを取るか迫られることが多くあります。最近では待機児童解消のために保育園の開園が叫ばれていますが、そのような時代であっても近隣住民の理解が得られず断念することも多いようです。現状では都市部で通常規模の認可保育園を設置するのはとても難しいのが現状です。

■駅ビル内に認可保育園等の開設が進む

そんな中で、認可保育園が都市部のビルの中で開園され始め、「ビル内認可保育園」として話題になっています。ています。通勤に便利な駅ビル内にも保育園の設置が進んでいます。
小規模認可保育園「キッズ・キッズ保育園」は、JR九州グループの小倉ターミナルビル(北九州市)が、自社が運営する商業施設「アミュプラザ小倉」内に開設されました。同ビルには認可外保育園「キッズ・ルーム てぃーら・てぃーだ」も設置され、一時預かりも行っています。
JR東日本グループは1996年から駅の近隣で保育施設の整備を行ってきました。国分寺に同社初となる駅型保育所を設置することから始まり、2007年には立川駅のエキナカに保育施設を開設しています。2013年には保育施設と介護施設の複合型施設をコトニア吉祥寺内に開設しました。さらに現在は千葉ステーションビルと共同で千葉駅の駅ビル内に認可保育園を設置中で、2018年度に開設予定としています。この認可保育園は駅ビル5階に開設され、施設面積は370平方メートルで、定員は60名予定です。ちなみに、JR大塚駅南口ビル5階にある認可保育園「大塚リトルパンプキンズ」は、屋上園庭とテラスを設置しています。0・1歳児室、2歳児室、3・4・5歳児室はそれぞれテラスに面しており、各室からテラスに出て、その先にある屋上園庭で外遊びをしています。

■園庭はどうなるの?

「ビル内認可保育園」では、専用の園庭を設置できない場合、近隣の公園を園庭として利用することが設置基準で認められています。ビルによっては内部に公園や屋上庭園などがあり、その施設を利用している保育園もあります。待機児童解消を急ぐ都内では、半数以上が園庭を持たない認可保育園である区も少なくないようです。
保護者の声としては、「まずは預けられることが大事」「公園であってもしっかり体を動かせれば問題ない」などという設置を容認する声が聞かれます。