公立保育士になるには

2016年7月11日 保育士とは google  0

公立保育士になるには

保育園で働くためには、保育士の資格が必要ですが、最終的には働きたい園の採用試験を受け、合格しなくてはなりません。

そこで気になるのは、「公立保育園」と「私立保育園」の違いです。

一言でいうと、公立と私立の大きな違いは、公立で働くことは地方公務員として働く、ということになる点です。

ですから、公立保育園で働く保育士は、保育士であり、地方公務員でもあるわけですね。

公立保育園は、公務員になれるという点から、非常に人気が高く、保育士を目指す皆さんの中にも、将来は公立の保育士になりたい、という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、公立の保育士になるにはどうしたらよいか?をご紹介します。

■公立の保育士になるには:公務員試験が必要

公立の保育士になるには、まずは地方公務員になる必要があります。

ですから、公務員の保育士になるためには、各自治体が行う保育士採用試験に合格する必要があります。

また、試験を受ける際にも、各自治体で決められた応募年齢などをクリアしているかどうかを確認する必要があります。その他、地方公務員法の16条で定められた項目についてもチェックしなければいけません。

これらの条件をクリアして、保育士資格を取得していればはじめて採用試験を受験することができます。

採用試験に合格すると、採用候補者名簿に登録され、施設から採用希望の申し出があると、就職が決まり、公立の保育士として働けるようになります。

しかし、ひとつ気をつけたいのが、採用試験に合格しても、すぐに公立の保育士になれるわけではない、という点です。

これは教員免許と似たような部分がありますが、実際に働ける公立保育園に欠員が出ないかぎり、勤務できないことがあり得るのです。

しかも、公立の保育士は辞める人が少なく、かなり倍率が高いのが現状です。

また、この採用候補者名簿への登録有効期限は1年間となっているので、もし、1年の間にその地域の保育園から採用の申し出がないと、次年度に再度採用試験を受験しなければならなくなります。

試験に合格したとしても、その後採用されるまでゴールできないということになるため、公立の保育士になるには、かなり狭き門を通らないとならない、と考えてよいでしょう。

■公立の保育士になるには:メリットとデメリット

地方公務員でもある、公立の保育士になるには、上記したような難関がありますが、実際に公立の保育士になった場合のメリットも大きいものがあります。

まず、公立の保育士と私立の保育士の間で差が出てくるのが「お給料」です。

公立の保育士の場合、正規雇用での公務員としての勤務となるので給料は地方公務員と同じくらいの給料が支払われます。

初任給ではそれほど差はないようですが、一番の違いは、公務員は毎年給料が上がっていくという点。

そのため、保育園に勤めた年数が長いほど給料は高くなります。

給料の低さが問題になっている保育士業界にとって、公立の保育士の最大の魅力といっても良いでしょう。

デメリットとしては、公務員なので転勤などを含む人事異動がある、という点でしょうか。

これは人によって、メリットと捉える方もいるかもしれませんが、同じ園で腰を据えて長く働きたい、という方にとっては、デメリットといっても良いでしょう。

このように、公立の保育士になるには、かなり狭き門を通る必要がある分、公務員になれる、お給料が上がりやすいなどの大きなメリットもあります。

実際に公立の保育士になるには、道のりは長いかもしれませんが、まずは採用試験を受けて、挑戦してみることから始めましょう。