保育士と幼稚園教諭の違い

2016年5月18日 保育士とは google  0

保育士と幼稚園教諭の違い

保育園と幼稚園の違い

保育士の主な勤務先となる保育園ですが、幼稚園とはどういう違いがあるのでしょうか。

保育園と幼稚園の違いを一つずつあげていきます。

・施設名称

保育園…児童福祉施設

幼稚園…学校

・管轄省庁/根拠法

保育園…厚生労働省/児童福祉法

幼稚園…文部科学省/学校教育法

・目的

保育園…「日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育すること」(児福法第39条)

幼稚園…「幼児を保育し、適当な環境を与えてその心身の発達を助長すること」(学教法第77条)

・保育/教育担当者

保育園…保育士

幼稚園…幼稚園教諭

・要保有資格

保育園…保育士資格

幼稚園…幼稚園教諭免許

・保育士/教諭の配置基準

保育園…保育士1人につき0歳児クラスは3人、1歳児と2歳児クラスは6人、3歳児クラスは20人、4歳児と5歳児クラスは30人

幼稚園…1クラス35人以下

・入園できる年齢

保育園…保護者の事情により保育に欠ける0~1歳児から、小学校入学前まで

幼稚園…3歳になった春から小学校入学前まで

・児童の教育/保育時間

保育園…原則8時間以上

幼稚園…原則4時間以上

・一年間の保育/教育日数

保育園…特別な規定なし

幼稚園…39週を下回らない(ただし特別な事情を除く)

・給食

保育園…義務

幼稚園…任意

・入園基準

保育園…保護者が保育にかけると判断された場合

幼稚園…その市町村に住民登録している子ども

保育士と幼稚園教諭では資格が違う!

上記であげたとおり、保育園で働くには保育士資格が、幼稚園で働くには幼稚園教諭免許が必要になります。

そもそもこの資格の根拠法の管轄が、保育士は厚生労働省、幼稚園は文部科学省と、全く違っており、保育士と幼稚園教諭は出自から違っているのです。

保育士は、子どもを日中に保育できない、もしくは保育することが難しい保護者が子どもをあずけるところです。保育士は保護者の代わりに日常生活の援助をしたり、保育を行ったりする、いわば親代わりです。

対して幼稚園教諭は学校の先生に等しいです。生活する上での知識・指導・教育などを教えていくことが大きな役割となっています。

このように仕事面で大きな違いはありますが、ともに「小学校入学前の子どもをあずかり、育てる」という点は変わりません。

最近では幼稚園・保育園の運営の非効率さを是正するために、「幼保一元化」と呼ばれる、保育園と幼稚園を一元化しようという動きも出てきました。

その動きの結果できた、幼保一元型施設である「子ども園」の数も、平成27年4月時点で2,836となり、徐々にではありますが増えつつあります。

政府は現在、「認定こども園制度」への円滑な移行・促進のために、平成31年度末(予定)までの間、幼稚園教諭免許を持つ人は保育士資格を取りやすいように、保育士資格を持つ人は幼稚園教諭免許が取りやすいように、試験科目の免除など様々な特例を期限付きで設けています。

今現在、どちらかの資格を持っている人は、この機会に保育士/幼稚園教諭の資格取得を狙ってみるのもいいかもしれませんね。