認可保育園の保育士の配置基準

2016年8月20日 保育士とは google  0

認可保育園の保育士の配置基準

保育園で雇う保育士の数には、園で預かる子どもの数に比例して「配置基準」が定められています。

その基本となるのが国が児童福祉施設最低基準によって定めている配置基準です。

■認可保育園、保育士の配置基準

国が定めている保育士の配置基準は、厚生労働省は省令「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」によって明示されています。

第三十三条

保育所には、保育士(特区法第十二条の四第五項に規定する事業実施区域内にある保育所にあっては、保育士又は当該事業実施区域に係る国家戦略特別区域限定保育士。次項において同じ。)、嘱託医及び調理員を置かなければならない。ただし、調理業務の全部を委託する施設にあっては、調理員を置かないことができる。

2  保育士の数は、乳児おおむね三人につき一人以上、満一歳以上満三歳に満たない幼児おおむね六人につき一人以上、満三歳以上満四歳に満たない幼児おおむね二十人につき一人以上、満四歳以上の幼児おおむね三十人につき一人以上とする。ただし、保育所一につき二人を下ることはできない。

上記のように保育所の職員数の基準が明示されていますが、まとめると、

定員に関わらず一つの保育所当たり最低限2名の保育士が必要であることが示されており、

また、以下のように子どもの年齢によって保育士の数が決められています。

・0歳児:概ね3人に保育士1人~

・1、2歳児:概ね6人に保育士1人~

・3歳児:概ね20人に保育士1人~

・4、5歳児:概ね30人に保育士1人~

このように、認可保育園における保育士の配置基準については、国が定める基準がベースとなりますが、自治体(市区町村)が運営している認可保育園の場合は、各市区町村がこれと異なる認可保育園の配置基準を定めることも可能です。

ただ、これはあくまで国の定めた配置基準あり、実際にはこの配置では十分な保育が出来ないのも現実の問題としてあがっています。

そのため、多くの保育園ではこの配置基準の1.5~2倍程の保育士を配置していることが多いようです。

■横浜市認可保育園の配置基準の事例

上記のように、保育士の配置基準は国が定めた基準が基本となっています。

しかし認可保育所の場合は市区町村が独自に異なる規定を定めている場合があります。

以下に、横浜市が定めた認可保育園の基準を紹介しましょう。

・職員配置基準等

第9条 職員配置等については、次の基準でなければならない。

(1) 施設長 (略)

(2) 保育士

ア 保育士配置基準

0歳児3人につき1人以上、1歳児4人につき1人以上、2歳児5人につき1人以上、3歳 児 15 人につき1人以上、4歳以上児 24人につき1人以上とする。

イ 保育士配置数の算出方法

保育士の数は、各年齢の児童数を年齢別保育士配置基準数で除し、小数点1位(小数点2位 以下切り捨て。)まで求め、各々を合計し、小数点以下を四捨五入したものとする。

※横浜市民間保育所設置認可等要綱より

このように、横浜市の認可保育園の場合は、その配置基準は国よりも厳しく、より多くの保育士を集める必要があるということになります。

ですが、これは横浜市の認可保育園が特別に厳しいというわけではなく、国が定める保育士配置基準では十分な保育が出来ない、という点を考慮されて定められていると言ってよいでしょう。