認証保育園とは

2016年8月24日 保育士とは google  0

認証保育園とは

保育園には、認可保育園と認可外保育園があるのはご存知だと思います。
この2つは、国の定めた保育園の設置基準を満たしているかどうかで区分されます。
では、「認証保育園」とはどんな保育園を指すのでしょうか?
今回は認証保育園について見ていきましょう。

■「認証保育園」とは?

認証保育園とは、国の設置基準を満たした認可保育園とは異なるものです。
また、全国的な制度ではなく、東京都と一部の自治体が設置している制度になります。

認可保育園の設置には、施設のための用地面積にも厳しい設置基準があり、地価が高い東京では認可保育園の基準を満たすことは難しい場合が多いです。
そこで、地価が高いため用地の確保が難しく、なおかつ低年齢児の待機児数の多い東京都の事情に合わせて、認可保育園の設置基準よりも少しゆるめの基準が設定されているのが、認証保育園です。
その基準を満たすものに東京都と区市町村が補助金の助成を行っています。

■認証保育園のA型、B型とは

また、東京都の認証保育園にはA型とB型の2種類があります。
その大きな違いは、園児の年齢と人数に、
A型:0~5歳児が対象で、20~120人
B型:0~2歳児が対象で、6~29人
という区分がされている点です。

その他、A型は「屋外遊技場(園庭)」を設置するか、または近隣に公園などの代替場所があることが必須となっていますが、低年齢児のみのB型では特に規定されていないのも特徴です。
そのため、人数規模が少なく土地も少なくて済むB型は、より都市部でも設置がしやすくなっています。

運営主体については、A型のほとんどが民間企業、B型は個人もしくはNPO法人が多い傾向になっています。

■保護者からみる「認証保育園」とは?

園児を預ける保護者にとって、認可保育園か認可外保育園かは保育園選びの重要なポイントにもなるようです。では、保護者にとって、「認証保育園」とはどんなメリットがあるのでしょうか?

●直接入園申し込みができる認証保育園

入園の申し込みは、認可保育園が市区町村で一括で行うのと異なり、認証保育園では、申し込みは園に行い、保護者と園とが直接契約を結ぶ形になっています。

●保育料は、認証保育園が独自に定めている

認可保育園では世帯収入に応じて保育料が定められていますが、認証保育園では保育料は月に8万円以下(月220時間以下利用の場合)の範囲内で園が自由に設定しています。

■認証保育園は保育時間が長い

認可保育園の保育時間は8時間に定められていますが、認証保育園の場合は「13時間以上」が義務付けられています。

■「認証保育園」の特徴とは?

認証保育園は待機児童が多い東京都で出来た制度であることから、認可保育園より入所しやすいイメージがあります。
また、新設園も多いため、施設がきれいで、保護者にとって便利なサービスがあるなど、認証保育園ごとに様々な特色があり差が大きいようです。

認証保育園を利用する保護者の実際の声を聞くと、
子どもを玄関で受け取り、支度は園がする、オムツやシーツは園が処理、英語教室、造形教室など他の園とは違う特色があるなどのメリットが多い一方で、保育士のスキルや事故等に対する危機管理などが不安などという声も聞かれます。

そして認証保育園に対するイメージは、特に園長の経験、人柄、やる気、職員を引っ張る力など、
園長・主任・クラスリーダーといった核になる保育士の「人間力」によって左右されることが多いようです。

それは、認証保育園が認可保育園よりも少人数で運営されているため、保育士一人ひとりの色が出やすく、関係性もより重要になってくることが理由ではないでしょうか。
これから就職や転職を控えている保育士にとっても、実際に働く園を見極める場合には、保育の様子を確認し、安心して働ける場所がどうかを見極めるのが肝心ですね。