認証保育園運営主体

2016年8月25日 保育士とは google  0

認証保育園運営主体

認証保育園とは、東京都が独自に定めた制度で、国の定めた設置基準を満たした「認可保育園」とは異なるものです。

東京など大都市においては、待機児童の増加が問題視される一方で、保育所をつくるための用地の不足など、認可保育園の基準を満たすことができない現実があります。
そうした背景から都市部に対応した基準を設けて作られたのが認証保育園です。

■認証保育園の特徴

国の定めた基準を満たす認可保育園。
しかし大都市では待機児童や用地不足など、認可保育所だけでは応えきれないニーズがあります。
認証保育園は、そういったニーズに対応するため、東京都が独自に大都市の特性に着目して都独自の基準(認証基準)を設定した保育園です。

仕事を持つ保護者にとって、
・産休明けから預けたい、
・残業している間も預かって欲しい、
・送り迎えが便利な場所で預かって欲しい
というのは基本的なニーズと言えます。

しかし、上記の条件を満たすのであれば、どこでも良いというわけではありません。
・行政の目が届く保育所に預けたい、
・安心できる料金で預かって欲しい
など、やはり信頼できる保育園という前提が求められるのです。
認証保育園は運営主体を企業などにも許可することで、運営主体の経営感覚の発揮により保護者のニーズに応える様々なサービスを導入しているのも特徴です。
さらに、都の定めた基準をクリアした保育園であるという信頼がありますので、多様化する保育ニーズに応えることのできる新しいスタイルの保育所と言ってよいでしょう。

■東京都認証保育園の種類:「A型」と「B型」

東京都の認証保育園には「A型」「B型」の2種類があります。
その区分は、
A型:
・0~5歳児が対象で、20~120人
・屋外遊技場(園庭)を設置するか、または近所に代替場所(公園など)があることが必須

B型
・0~2歳児が対象で、6~29人
・屋外遊戯場については規定なし

となっており、
B型の方が人数規模が少なく土地も少なくて済むため、都市部でも設置がしやすくなっています。

■認証保育園の運営主体

認証保育園には、A型、B型の2種類がありますが、その運営主体も異なってきますが、株式会社・有限会社などの企業が運営主体の大半を占めています。
これにより認証保育園のサービスの多様化が進んでいます。

【認証保育園の運営主体】(平成28年6月1日現在)

●A型
・株式会社・有限会社:487
・NPO法人:24
・その他団体:15
・学校法人:28
・個人:23
・社会福祉法人:10
総計:587

●B型
・株式会社・有限会社:32
・NPO:19
・その他団体:5
・個人:21
総計:77

このように運営主体を柔軟にすることで、様々なプレイヤーが参加し、多様性がありながらも弾力的な保育を増やそうと試みています。

■認証保育園のサービス

民間企業を含む多様な事業者がサービスを競う認証保育園。
実際にはどのようなサービスを行っているのでしょうか。

・全施設で0歳児から預かり
・全施設において13時間の開所
・都が設置を認証し、実施主体である区市町村とともに指導
・認証保育園についての重要事項を随時情報提供
・利用者と認証保育園が直接利用契約
・料金は上限あり
・都独自の基準を設定し、適切な保育水準を確保
・職員の配置基準は認可保育所と同様、ただし、正規職員(保育士)は6割以上

認証保育園では、上記ようなサービスを基本として、東京都でも指導を行い、サービスの質を担保しようとしています。
なおかつ、東京都及び区市町村は、運営費の補助を行っています。