認証保育園の労働時間

2016年8月27日 保育士とは google  0

認証保育園の労働時間

認証保育園も認定保育園も、自治体の定めた設置基準を満たした保育園であり、保育士の人数や施設の設備など、その規定をクリアしていることが前提となります。

ですが、待機児童問題や用地不足などをふまえ、大都市のニーズに応え設置された「認証保育園」では、その基準は、認可保育園と異なる点がいくつかあります。
中でも、開所時間と保育時間は、働く保育士の労働時間とイコールとなってくるため、大きな違いと言ってよいでしょう。

■認証保育園の保育時間

認可保育園、認証保育園には開所時間と保育時間が定められています。

認可保育園では、
・開所時間は12時間
・0歳児保育については義務ではない

のに比べて、東京都の認証保育園は、
・すべての園にて0歳児保育と13時間以上の開所
が義務付けられています

また、認証保育園は、運営母体を主に企業として設置された制度のため、運営母体は一般企業から社会福祉法人、宗教法人などさまざまであり、園によって特色がまったく違います。
そのあため、実際の保育時間や保育内容も園によってさまざまです。

長時間保育や深夜保育を実施しているところ、英語教育やスイミング、ダンスや野外活動などスポーツ教育に力を入れているところなど、認可保育園にはない特徴ではないでしょうか。

そして、このような様々なサービスによって、保育士の仕事や労働時間も縁によって変わっていかいます。

■認証保育園の労働時間

上記のように、東京都の認証保育園では、13時間以上の開所と0歳児保育が義務付けられているので、そこで働く保育士も、労働時間としては、長時間勤務やシフト制での勤務となります。

常勤で働くとなると、実労働時間8時間のシフト交代制の勤務となることが多いようです。
シフトは、早番、中番、遅番の3交代ありますが、正規雇用保育士(正社員保育士)の場合は、朝礼からお迎えまで多くの園児の保育が必要な時間帯になる中番で働くことが多いでしょう。

もちろん、園によって開所時間が異なるため、場合によって長時間勤務や深夜勤務も求められることがあります。そのため、平均的に見た場合、認証保育園は認可保育園に比べては長時間労働になりがちであると言えます。

ただ、行事の実施は認可園に比べて柔軟であり、監査などの書類対応の負荷は少なめであるため、園によってはそれほど労働時間が認可園と変わらない場合もあります。

■認証保育園で働く保育士に求められるもの

認証保育園は開園時間が長く、また保育方針も様々です。
0歳児をはじめ様々な園児を受け入れるため、働く保育士も幅広い対応能力が求められます。
ですから、保育士に求められる業務にも幅があり、勤務事情も保育園によって大きく異なります。

勤務形態も、正社員、契約社員、パート・アルバイトなどの非常勤、と様々です。
また、非常勤の場合は、子どもの登園・降園時間のみなどの短時間勤務も可能な園もあり、労働時間も様々です。

■認証保育園で保育士が働くメリット

●認可外保育園と比較すると給料が良い?

比較的労働時間が長い場合が多い認証保育園は、それに比例して平均給与が高い傾向にあります。

例えば、キャリア3年程度の保育士でも、毎月の平均給与は18万~20万円となり、年収では賞与や各種手当が付いて270万~300万円ほどになります。

全保育士の同じキャリアの例を見ると、
・平均給与が16~17万円
・平均年収が250万~260万円
ですので、給与面では待遇が良い方でしょう。

ただし、給与面も運営母体によって左右されることが多く、公務員並みの給与をもらえる保育園がある一方で、ボーナスなし・サービス残業ありというような労働時間の職場も存在するようです。

●非常勤保育士が活躍できる

開所時間、労働時間が長い分、シフト制を取り入れていることが多いのも認証保育園の特徴です。
そのため、フルタイムでフルタイムで働くことが難しいという方でも、パートやアルバイトなど、非常勤として働けるチャンスがあるのは大きなメリットのひとつでしょう。

子どもの登園・降園時間のみの短時間勤務も可能であり、保育士資格が不要な保育補助という働き方も用意されているので、子育て経験のある主婦の方や、これから保育士を目指そうという方でも、チャレンジできる場合が多くあります。