民間企業・法人が運営主体の保育園「私立保育園」

2016年8月6日 保育士とは google  0

民間企業・法人が運営主体の保育園「私立保育園」

民間企業・法人が運営主体の保育園「私立保育園」

公立保育園は地方自治体が運営主体ですが、私立保育園の運営主体は民間の企業や法人です。それぞれが教育方針・保育方針に特色を持っており、個性は様々です。
また、公立保育園の民営化が増えるのに伴い、公立と名乗っていても私立保育園の運営主体が公立保育園の運営を行っている場合もあります。そのような保育園を、公設民営保育所と呼びます。

■運営主体が社会福祉法人の私立保育園

社会福祉法人とは、福祉を実践していくために設立された非営利組織を言います。現在、私立保育園の運営主体は、ほとんどがこの「社会福祉法人」です。社会福祉法人の設立には厳しい条件がもうけられています。2000年に認可保育園の設置主体制限が緩和され株式会社などの企業の参入も可能になりました。
保育園としての歴史が長い法人が多く、安心感があるという理由から、保育士にも人気が高い運営主体です。保育施設のほか、老人ホーム等の福祉施設を運営している場合も多く、保育施設と老人ホームが併設されている場合もあります。
保育士としてのメリットは、営利目的で設立された団体故に税制・補助の面で優遇され、それが保育士の給与にも反映しやすいことが挙げられます。デメリットとしては、その反面備品や遊具などに充当な予算が当てられないなど、営利目的ではないことが裏目にでてしまう点があります。

■運営主体が株式会社、有限会社の私立保育園

待機児童問題の解決の為、設置主体制限の緩和により参入できるようになりました。社会福祉法人が運営主体の保育園に比べ、運営歴が浅いのがデメリットですが、その分新たな保育にチャレンジがしやすいというメリットがあります。保育士の獲得が厳しい現状の中、企業努力を行っている会社も多く、海外研修や福利厚生の充実に力を入れる等、働きたいとい思ってもらう環境構築に魅力があります。デメリットとしては、保育業界に参入したての小規模な企業などでは、経営破綻のリスクが大きい事です。

■運営主体がNPO法人の私立保育園

NPO法人運営の私立保育園は、、NPO法(特定非営利活動促進法)に基づいて設立された法人が運営する保育園の事を言います。社会福祉法人と同じく、こちらも営利目的ではなく、社会の利益の為に運営されている保育園と言えます。

■運営主体が宗教法人の私立保育園

宗教法人が運営主体の私立保育園とは、寺や教会を運営している宗教団体が運営主体の保育園です。お寺などの敷地内に保育施設が併設されていることが多く、行事や保育内容もその宗教の特徴を取り入れたものが多いです。保育士もその宗教を信仰していなければならない、という法人はかなり稀で、無宗教者も歓迎している保育施設が多いようです。もともと、昔から教育の場は寺や、宗教関係であり、その名残で引き継がれ、運営されてきた保育園と言えます。

■運営主体が個人立の私立保育園

個人で運営している保育園は、補助金の額も限られていますので必要最低限の人数で、託児所のような形で運営していることが多いようです。

このように私立保育園にはさまざまな運営主体があります。それぞれの特徴をよく理解した上で、保育士としてどんな保育園で働きたいかを明確にするのが大切です。