自治体が運営主体の保育園「公立保育園」

2016年8月3日 保育士とは google  0

自治体が運営主体の保育園「公立保育園」

自治体が運営主体の保育園「公立保育園」

公立保育園とは、運営主体が地方自治体の保育園を指します。働けるのは公務員のみと決まっており、保育士資格をもち、尚且つ公務員試験に合格した保育士のみが地方公務員として勤務しています。
今回のコラムでは、公立保育園と私立保育園の違いと特徴を解説していきたいと思います。

■「公立保育園」の運営主体は、地方自治体

前述したように、公立保育園の運営主体は地方自治体です。そのため、運営費等も運営主体の資金から賄われており、保護者の負担する額も少ないです。私立保育園の運営主体は社会福祉法人や、最近では株式会社・NPOなどの法人・企業ですので、私立保育園と公立保育園を比べた際の一番大きな違いです。

■「公立保育園」の保育内容はどんなもの?

公立保育園の保育内容は、基本的には私立保育園と大きな違いはありません。保育に欠ける児童を対象とし、月案・週案等を作成、子どもたちの発達支援・遊びなど、保育を行います。
ただ一般的に、私立保育園よりも厳格に要綱・自治体によって定められた運営方針を厳守する側面があり、保育の質を一定に保つ事がよしとされます。そのため、保育士個人の意見を尊重して保育内容を変える事が難しいようです。例えば、保育士の提案した企画がその自治体の他の保育園で行えない内容ですと、却下されることが多いなど、保育の自由度は低いかもしれません。保育士として自ら様々な事を提案し経験を積みたい、と考えている方には、合わない事もあるかもしれません。

■働くには、地方公務員試験に合格しなければならない

公立保育園で働くには、地方公務員の試験に合格しなければなりません。地方公務員の試験は誰でも受けられるというわけではなく受験資格が定められており、年齢制限もありますので、ご注意ください。受験資格は各自治体によって異なりますので、該当の自治体のホームページで確認しましょう。

■公務員試験に合格しても、空きがなければ働けない

公務員試験に合格しても、公立保育園の募集がなければ働くことはできません。
また、公立保育園の採用試験によって適正も見られますので、誰でもすぐに保育士として働けるというわけではないという事も注意しましょう。また、私立保育園と違って求人の探し方も限られます。具体的には、その自治体の採用試験に合格した後、採用候補者登録名簿に登録します。保育施設から保育士の採用募集があれば、就職です。このように就職先を選ぶことはできませんし、公立保育園ではなく児童養護施設などの、その自治体が管轄している施設への採用の場合もあります。

■保育園の異動がある

私立保育園と異なり、公立保育園には異動があります。一つの施設での任期は3~6年とされており、その自治体内の他の保育園・保育施設への転勤を命じられます。よって、0歳児を担当していた職員がその子が卒園するまで同じ保育園にいられる事はほぼないと言えます。また、近年では保育園が民営化されることも多く、その場合も他の保育施設への異動になります。