「児童家庭福祉」保育士になったとき、どんなところで役に立つ?

2016年6月27日 保育士試験対策 google  0

「児童家庭福祉」保育士になったとき、どんなところで役に立つ?

■保育士試験における児童家庭福祉の難易度

保育士試験の「児童家庭福祉」という科目は、保育士試験における難関科目の代表格と捉えられていました。5〜6年前からは「社会的養護」が最難関科目と考える受験者が増えてきましたが、これは児童家庭福祉の問題が空欄補充などの非常に単純な条文問題が多くなったからだと言われています。そのため、最近の受験者は「社会的養護」や「教育原理」の勉強に力を入れ、「児童家庭福祉」の合格を取り逃がしてしまう人が、ここ1~2年で急に目立ってきました。 児童家庭福祉は福祉の基本法を体得するために必要不可欠な試験です。保育士としての基礎をしっかりと築くためにも児童家庭福祉の試験勉強を疎かにすることはできません。

■児童家庭福祉の出題内容

児童家庭福祉は児童福祉法と児童の権利に関する条約、児童憲章により理念がまとめられています。児童福祉法の1条から3条や児童憲章の前文をはじめとして、これらの条文は勉強しておいたほうがいいでしょう。児童家庭福祉の出題内容は、簡単な条文問題や歴史問題の割合が減り、過去問にない統計データからの出題の割合が高まりました。また「児童福祉法」のマイナーな条文に焦点を当てた出題や、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」のマイナーな基準に焦点を当てた出題が近年増加傾向にあります。加えて、確実に得点することが難しい「保育所保育指針」からの出題が増えつつ有ります。すなわち、「児童家庭福祉」に関係していれば、どんな法令・統計データであっても出題される可能性があります。

■児童家庭福祉は保育の現場で活きる

簡単な条文問題が増え、条文や基準のマイナーな部分から出題されるということは、保育士の位置付け変化を反映していると考えることができます。保育士は単に保育の担い手ではなく、保育のプロフェッショナルとして、児童家庭福祉に関わる法律に最も精通していなければいけない存在です。しかも、最新の改正点までが出題の対象になるということは、保育士たるもの常に最新の児童福祉関連法規制の変化に対応できなければならないことを示しています。別の側面から考えれば、児童家庭福祉の試験をクリアしたということは、保育士は皆、児童家庭福祉関連の諸制度を網羅的に把握していることを意味しています。先に示したような難度の高い保育士試験をクリアしているからこそ、我々は大切な子どもの命を保育士に預けることができるのです。いじめ、虐待など、現代の子どもをとりまく環境を考えると、児童福祉の根本に立ち返ることはとても大切な事です。児童憲章や児童福祉法の理念から、社会全体で子どもを育てるという事をいま一度考え、理解できるきっかけになるのではないでしょうか。