子どもの保健対策:「川崎病」とは

2017年2月8日 筆記試験対策 google  0

子どもの保健対策:「川崎病」とは

特に4歳以下の乳幼児に患者が多いと言われている「川崎病」。
病名は聞いたことがあっても、よく知らないという人が案外多いのではないでしょうか。症状の出始め
は風邪に似ているため分かりづらいのですが、可能な限り早期の対応が必要な病気です。

川崎病の症状

川崎病は全身に血管炎が起こる病気です。しかし、初期症状では風邪との区別が付きにくいことも多いので注意が必要です。
川崎病の急性期の主な症状は下記の通りで、5つ以上当てはまる場合、または、当てはまる症状が4つ以下で冠動脈瘤が確認される場合は川崎病と診断されます。また、症状が少ししか当てはまらない場合でも非定型の川崎病のこともあります。

・原因不明の38度以上の高熱が5日以上続く。
・発熱と同時か発熱前から首のリンパが腫れる。
・水疱をもたない赤い発疹が全身にあらわれる。
・発熱前後に唇が赤く出血し、舌にイチゴ状の赤いブツブツができる。
・発熱前後に手のひらや足の裏が赤くむくむ。
・発熱して数日後に両目が充血する。

一般的には、これらの急性期の症状は1~2週間続きます。しかし、場合によっては1ヶ月以上続くこともあり、個人差が大きいようです。
しかし、川崎病が恐いところはそこではありません。冠動脈瘤が発生する可能性があるという点が大きな問題なので、早期診断と早期の入院治療が重要となります。

 

川崎病の原因

原因ははっきり解明されていません。

 

川崎病の治療

川崎病の治療はアスピリンと免疫グロブリンの投与が主です。ほとんどの場合は1週間~1ヶ月の入院治療となります。症状が軽ければアスピリンのみの投与で快方することもあるようですが、必要に応じて、熱が出始めてから7日以内に免疫グロブリン(ガンマグロブリン)の投与を開始します。

・アスピリン・・・血液を固まりにくくする効果と血管の炎症を抑える効果があります。
・免疫グロブリン・・・血中毒素を中和し炎症を抑える効果と、冠動脈瘤の発生を防ぐ効果があります。

 

川崎病の後遺症

川崎病は患者の10%ほどに後遺症が発生していると言われており、症状が落ち着いても冠動脈の異常発生の心配があります。心筋梗塞を起こす可能性もあるため、命にかかわることなので慎重に経過を診てもらう必要があります。そのため、退院後も定期的にエコーや心電図の検査を行なう必要があります。