「揺さぶられっ子症候群」とは?

2017年1月22日 筆記試験対策 google  0

「揺さぶられっ子症候群」とは?

近年、虐待による事件としてニュースでも取り上げられることが多くなった「揺さぶられっ子症候群」。

保育士を目指しているみなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。実は、「揺さぶられっ子症候群」はそのつもりがなくても発症させてしまう可能性があるものなのです。悲しい事故を引き起こさないためにも、赤ちゃんを預かる保育士として「揺さぶられっ子症候群」についてしっかり知っておくことが大切です。

今回は「揺さぶられっ子症候群」の定義や特徴についてご紹介しますので、今後のためにもしっかり知識を身につけてくださいね。

 

揺さぶられっ子症候群とは?

揺さぶられっ子症候群とは、乳幼児が激しく揺さぶられることによって脳にダメージを受けて脳出血を起こすものです。特に乳児は頭蓋骨と脳の間に空間が広いため、激しく揺さぶられるとその空間にある血管が切れ、出血しやすいのです。そうなると、障害が残ったり、最悪の場合は死に至るケースもあります。

なお、日本では2002年から母子健康手帳に揺さぶられっ子症候群の注意が記載されるようになりました。

 

揺さぶられっこ症候群が発症するケース

泣き止まない乳幼児に対して保護者が体を激しく揺すって発症させたケースがあり、虐待としてニュースで取り上げられることが多くありました。

しかし最近では、あやしているつもりで発症させてしまったケースもあり、広く注目されるようになってきました。特に父親が悪意なくあやして発症させてしまうケースが多いようです。

その他、車での移動や揺りかごの揺れでも発症する危険性はあると言われています。

なお、研究によると、1秒間に3~4往復程度の激しい揺さぶりを乳児の脳に与えることで出血が起きることが判明しているそうです。しかし、10秒間に5~6回程度身体を揺すったことで発症した事例もあるので、注意が必要です。

 

揺さぶられっ子症候群を発症させないために

首がすわりだした頃の乳児はあやされると笑うようになります。そのため、喜ばそうと思って揺すってみたり、高い高いをしてあげたくなる大人は多いですよね。

それ自体はゆっくりやれば何の問題も無いと思います。しかし、問題は、もっと喜ばせようと思って激しく揺すってしまったり、速い上下運動になったりと、エスカレートしてしまうことです。激しく乱暴なあやし方はせず、優しいあやし方に留めておくことが必要です。

また、揺りかごに長時間寝かせて激しく揺すり続けることも危険な行為です。喜ぶからと言ってやっていると発症してしまう可能性があるので、適度にし
ておきましょう。車での移動の際も月齢に合ったベビーシートを使用することが大切です。

揺さぶられっ子症候群は、知識を身につけていれば防げることが大部分です。保育士を目指すものとして、試験対策もかねて、乳児に対するあやし方や加減を知っておきましょう。