社会福祉とは

2016年6月29日 保育士試験対策 google  0

社会福祉とは

■保育士筆記試験「社会福祉」とは

保育士の筆記試験で重要な位置を占める科目が「社会福祉」です。以前は児童家庭福祉が保育士試験の最難関と言われてきましたが、今日において最難関科目は「社会福祉」と言って良いでしょう。
社会福祉とは「人がよりよく暮らすためのもの」です。保育士試験の「社会福祉」では「社会福祉のほねぐみ」「社会福祉における世界や日本の歴史」「社会福祉のサービスや制度」「よりよい社会にしようと活躍した人物や出来事」「社会福祉にまつわる法律」「社会福祉の未来に向けた計画」について問われます。

■「社会福祉」の4要素

社会福祉をもう一歩踏み込んで定義すると「生活問題などを解決するための手段や技術」として捉えることができます。社会福祉には4つの要素があると言われています。「暮らしの中でどのような福祉問題が生じているか」「問題を解決するためのどのようなサービスや制度が備えられているか」「誰が援助し、どのような技術が用いられるのか(保育士はこの部分を担う)」「援助を何のためにするか、どう解決するか」です。
「なぜ援助しなければならないのか」という問いに対する回答は、日本国憲法に定められています。憲法第25条の「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」の「社会保障は国の義務であること」「国民が最低限度の生活をする権利をもっていること」という文言にそれが現れています。

■「援助する人」としての保育士

保育士は社会福祉の担い手=「援助する人」とされており、その保育士が守るべきことは児童福祉法の中に定められています。児童福祉法の第18条には「信用失墜行為の禁止」(第18条の21)「秘密保持の義務(第18条の22)が規定されています。保育士になられる皆さんにとっては大変重要な法案ですので、必ず理解しておくようにしましょう。

■時代の変化とともに社会福祉の課題も変化する

民主主義が広まり、社会福祉が「当然の権利」として登場して間もないころ、社会福祉が対象とする課題は限られていました。貧困や障がい、子どもなどがその対象でした。しかし、社会の発展に伴い、社会福祉に対する考え方は変化してきました。
社会福祉の対象は特定の貧困家庭のものから、一般市民全般へ広まる傾向にあります。社会福祉への期待は年を追うごとに拡がるばかりです。例えば「高齢社会による介護ニーズの増大」「女性の社会進出による保育ニーズの増大」などはその典型例でしょう。